介護人材不足への取り組み | 高崎市議会議員|清水明夫

介護人材不足への取り組み

マニュフェスト

介護人材不足の打開策を、処遇改善ばかりに求め、状況が改善しない原因を国のせいにして片付ける事は、最も簡単な地方議員の仕事です。

地域の中で何が出来るのかを、現場の職員さん達と共に考え、具体的な取り組みを行っていきたいと思っています。

議会の中でも何度か答弁しておりますが、介護業界の人材不足は顕著です。人材不足を理由に閉鎖する施設が出るほどに、顕著です。高崎市に限った話ではなく、これは全国的な問題です。

2025年には、団塊の世代が後期高齢者になり、介護の需要と供給のバランスが今以上に需要過多に偏ります。介護に頼りきりにならず、地域の中でおじいちゃんおばあちゃんが助け合って暮らしていく仕組みづくりとしての「協議体活動」に、僕自身も参加しておりますが、それでも、地域だけでは高齢者は支えられず、介護だけでも高齢者は支えられないのが、現実です。どちらも、これから、今以上に、必要となってきます。また介護人材として、外国人実習生を受け入れるような流れも今まさに出来てきています。

介護人材不足というと、採用にばかり目がいきがちですが、採用できない事よりも、人材が定着しない事の方が大きな問題だと僕は考えます。

介護職を、ネガティブなイメージを持ったまま辞めていき、本来その施設特有のネガティブなイメージだったものが、介護業界全体におけるネガティブなイメージかのように拡散され、新たにその仕事に就きたいと思う人が減少するような流れがあるように思います。これは、短期的に見れば採用で解決する課題かもしれませんが、長期的視野で見ると、定着に課題があります。

原因と解決策は、必ずしも一致するものではありません。〇〇が原因で仕事を辞めたとしても、その原因をカバーできるほどの解決策が存在したとしたら、辞めずに済むような状況が作り出せると思うのです。

一方で、かっこいい働き方、生き方をしている介護職員を、僕は何人も見てきました。「ヘルプマン」という漫画や、「9月11日」というドキュメンタリー映画を通じて、介護の仕事って素敵だなぁと、感銘も受けました。

若い子たちにもっと介護職に興味を持ってもらうには、介護の仕事をもっと知ってもらうと同時に、介護現場で働く人間の事をもっと知ってもらう必要があると思っています。

定着率向上のためには、施設を超えた交流の中での情報交換や、施設内の既存の価値観や業務フローに就労者を当て込むだけではなく、就労者の特性を活かして何ができるのか、就労者のやりたい事をどのように実現していくのか、という受け入れる側の工夫も必要になってきているように感じます。

日々の業務が忙しい現場において、簡単な事ではありませんが、介護現場のみなさまと共に、介護人材不足の打破に向けて具体的な取り組みを行っていきたいと思っています。

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